TableauとGoogleアナリティクスを連携させてグラフを作ってみた
今回、Tableau Desktopで本サイトのアクセス解析を実施してみました。元データは、Google Analyticsを利用しました。
目次
- Tableau(タブロー)とは
- Google Analytics連携設定
- TableauによるGoogle Analytics分析例
- 月度別のページビュー数、ユーザ数の推移
- 1セッション当たりのページビュー数
- アクセス数の多い曜日
- OS毎のビュー数
- ページ毎のビュー数(ちょっと応用編)
- 記事毎の月度分布(ヒートマップ)(ちょっと応用編)
- 日本のアクセス元分布(ちょっと応用編)
1.Tableau(タブロー)とは
2003年にスタンフォードで設立されたBIツールのソフトウェア企業です。以下の製品群があります。今回は、PCインストール型のTableau Desktopを利用しました。
- Tableau Desktop
- Tableau Server
- Tableau Oneline
ビジネスインテリジェンスとデータ分析 | Tableau Software
BIツールと言えば、日本ではQlickViewやDr.Sumが有名でしたが、Tableauは業務ユーザ向けの設計と成っていて、システムに詳しくないメンバが直感的にデータを分析しやすく、可視化しやすい特徴があります。
国内事例としては、ドワンゴ社とサイバーエージェント社があります。その他にも導入事例が増えてきています。国内販売代理店も非常に増えたので、企業側から見ると、入手しやすくなってきていると思います。
1億PV/日のデータ分析をTableauで効率化!ドワンゴ流アクセス解析の裏側とは。 | SELECK
サイバーエージェントグループ全体で Tableau Server 10 を導入しました! | Tech Blog
トライアル版を14日間お試し可能です。
2.Google Analytics連携設定
Google Analyticsとの連携は簡単にできます。です。
まず、Tableau Desktopを起動します。起動したらデータソースを選択する画面が表示されるので、詳細ボタン>Google Analyticsを選択します。
次に、Google Analyticsへのログイン画面が表示されるので、アカウントを入力しします。
最後に、TableauとGoogle Analyticsの連携を許可します。
私の場合は、入力するアカウントを間違ってしまったので、若干ハマりました。トラブル編として以下の記事も参考にして下さい。
3.TableauによるGoogle Analytics分析例
今回試したのは、以下のアクセス解析と可視化です。
- 月度別のページビュー数、ユーザ数の推移(基本編)
- 1セッション当たりのページビュー数(基本編)
- アクセス数の多い曜日(基本編)
- OS毎のビュー数(基本編)
- ページ毎のビュー数(ちょっと応用編)
- 記事毎の月度分布(ヒートマップ)(ちょっと応用編)
- 日本のアクセス元分布(ちょっと応用編)
月度別のページビュー数、ユーザ数の推移
4月は、Goolge Analyticsを設置した月度です。
着実にページビュー数とセッション数が伸びているのがわかります。
記事の投稿間隔が長くなってきたのが原因かもしれませんが、
伸び方がゆっくりになってきている気もします。
また、同じグラフをGoogle Analyticsでも作ってみました。
個人的にはTableauを使った方が、第3者向けに説明し易いグラフを作成できると感じました。色分けや数値表示が簡単にできますので。
セッション当たりのページビュー数
1セッション当たりのページビュー数は常に1.2〜1.4くらいです。殆どのユーザが訪問したページしか見ていないのがわかりました。今後は、テーマ毎に複数の記事を積み上げていき、ユーザにとってより充実したサイト構成にしていきたいと思いました。
Google Analyticsで同じグラフを描くとこんな感じです。
アクセス数の多い曜日
曜日ごとに見ると、日曜日と土曜日が最もアクセスが少ないです。
定説として両日はアクセスが少ないと言われていたので、
確かにそうだと検証できました。
OS毎のビュー数
OSは、やはりWindowsが多いですね。次にMacです。
意外とiOSとAndroidといったスマートフォン系で見てる人が少ない。
スマホサイトに力を入れる必要はまだ必要ないと思いました。
まとめ
Tableauを初めて利用しました。Google Analytics連携して、グラフを作成するまで時間が掛かると思ったのですが、予想以上にあっという間にできてしまいました。第3者も理解し易いグラフィカルなグラフを簡単に作成可能でした。
ウェブサイト運営者にとって非常に便利だと思いました。特に企業勤務の方にとっては、工数削減、説明力強化に最適です。
応用編として、次の記事を書きました。ヒートマップや地図分布に興味がある人は是非見て下さい。