@テク野路ジーロード

配信タグシェアリングシステムpickvyを開発、運営開始。最近は、Googleアナリティクスを研究中

TableauとGoogleアナリティクスを連携させて、グラフを作ってみた(ちょっと応用編)

目次

  1. 前回の記事
  2. ページ毎のビュー数(上位ランキング)
  3. 記事毎の月度分布(ヒートマップ)
  4. 日本のアクセス元分布(地図)

前回、Tableau DesktopでGoogle Analyticsのデータを使って可視化しました。
基本的なグラフばかりでしたが、今回はちょっとした応用技を試してみます。

今回は、各グラフの作成手順も記載しています。

1.前回の記事

こちらです。まだ見てない方は、ご覧下さい。

sunday150.hatenablog.com

次のような基本的なグラフを載せてあります。
一部のグラフでは、Tableauで作成したグラフと同じものをGoolge Analyticsで作成した例も載せています。

  • 月度別のページビュー数、ユーザ数の推移(基本編)
  • 1セッション当たりのページビュー数(基本編)
  • アクセス数の多い曜日(基本編)
  • OS毎のビュー数(基本編) 

2.ページ毎のビュー数

まず、列に「ページ」、行に「ページビュー」を設定します。

f:id:sunday150:20161203131351p:plain

合計ページビューの降順で並び替えます。

f:id:sunday150:20161203131436p:plain


各棒グラフの上に、数値を表示させます。

f:id:sunday150:20161203132104p:plain


これで、次のグラフが出来上がりました。

f:id:sunday150:20161203132139p:plain


一番上位の記事が突出してアクセスが多いのが、わかりました。
これは、以下の記事でした。

sunday150.hatenablog.com

この記事は、Google検索のかなり上位に来る記事ということがわかっています。
やっぱり、Goolge検索の影響は大きいですね。
別に意識して書いた記事ではなくて、経験をだだ書きしただけだったテクメモ記事なんですけどね。

逆に、アクセス数を増やそうとして意識して書いた記事は、殆どアクセスされていないことがわかりました。

前回の基本編にも掲載しましたが、全体のページビュー数が徐々に上昇してきている気配があるということは、ブログとしての力強さが検索エンジンに伝わってきていると思います。ヒット記事も大事ですけど、記事の量が自然とブログの力量として検索エンジンに伝わってるんですよね(きっと)。

まー、こんな記事も世の中にはありますけど(>_<)。どっちなんだ!

記事数とアクセス数は必ずしも比例しない!ブログ運営者が考えるべき効率的な運営テクニック | アフィリエイトJAPAN

ブログのアクセスアップと記事数は関係ない!毎日書かなくてもいい方法 | ブログマーケッターJUNICHI

 

3.記事毎の月度分布(ヒートマップ)

今度は、先ほどのグラフをさらに進化させて、月度ページビューのヒートマップを作成してみます。

先ほどのグラフの行に「日付」を追加して、月単位表示に設定します。

f:id:sunday150:20161203132815p:plain


次に、画面右側の表示形式で、ヒートマップを選択します。

f:id:sunday150:20161203132958p:plain

 

以下のヒートマップが出来上がります。

f:id:sunday150:20161202001544p:plain

上位記事のページビュー数を5月と11月で比べて、2倍くらい増加しているものがあります。検索エンジンの順位が上がっているのかもしれませんが、本当のところはわかりません。

原因を分析することで、もっと充実した記事やページビュー数の伸びを実現できるかもしれません。重要な情報だと思っています。

一方で、ページビュー数が少なくなってきている記事もあります。
いずれもページビュー数が比較的少ない記事です。

伸びる記事は伸びる、伸びない記事は伸びない。
淘汰の理由を把握して、サイト運営に反映する必要がありますね。 

4.日本のアクセス元分布(地図)

今度は一から、行と列をしていきます。
まず、行に「市町村区」、列に「ページビュー」をしてします。
そして、ページビュー順の降順に並べ替えしておきます。
並べ替えしておかないと、地図に表示した時にページビューが多い場所が隠れてしまう可能性があります。

f:id:sunday150:20161203134305p:plain

 

表示形式で、地図を選択します。今回はこちら。

f:id:sunday150:20161203134344p:plain

 

日本地図が表示されます。
そして、行と列の名称が、緯度(生成)と経度(生成)に自動的に変わっているのがわかります。
ページビュー数が多い場所ほど、濃い色で表示されます。

f:id:sunday150:20161203134415p:plain

 

色を変更したい場合は、マーク欄から「色」を選択して、パレットから変更します。
今回は、赤へ変更しました。

f:id:sunday150:20161203134852p:plain

 

そして、以下が出来上がりました。

f:id:sunday150:20161202002139p:plain

アクセスは日本全国からありますね。これは気づかなかったです。

大都市圏(東京、大阪、福岡、札幌)が多いんですけど、
割と広い地域からアクセスがあります。
理由としては、本ブログは技術記事が多くて、地域を問わないという影響があるのかもしれません。

また、将来的に広告配信を本格検討する際には、万人向けの広告にしたり、逆にご当地的な広告を採用したりと、色々な視点で検討できるなと思いました。

こういうことが分かるだけでも、広がりを持ったサイト運営を考えられますね。

 

 

以上が、Tableau Desktopを利用した、ちょっとした応用編でした。
いかがでしたでしょうか?

恐らく、Tableauでできることの1%も試してみれていないんじゃないかと思いましたが、Tableuはとても簡単便利で、沢山の示唆を得ることができて、とても良かったです。

もし私が企業ユーザだったら、公式のハンズオンセミナーに積極的に参加したいのですが、個人ユーザでトライアル版のみしか無いので、ユーザー会に是非参加したいなと思いました。

イベントとカンファレンス | Tableau Software

 

もし、何か質問がある方はコメント欄へどうぞ。

 

以上