コンピュータビジョンと、八木先生監修のバイブル本
本記事は以下の補足ページです。
コンピュータビジョン
「コンピュータビジョン」って何?は少しわかりにくいです。
漠然としたイメージで描かれているページが多い印象です。
「得られた画像データ」を「どう解析するか」が議論の出発点である説明が多いですが、「そもそもどんな入力画像」を「どうやって得るか」という根本的な探求から始まる分野だと思います。
だから、個人的には以下が研究・開発の対象なんだと理解しています。
- 最適な入力装置(例:カメラ)
- 最適な画像データ解析の理論、技術(最近話題のディープラーニングも1つですね)
- 最適な出力装置(例:ディスプレイ)
Wikipediaには今風なこんな定義が書かれていました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/コンピュータビジョン
大雑把に言って、「ロボットの目」を作る研究分野である
情報処理学会からするとこんな定義らしいです。
カメラで撮影した画像から、被写体 となった対象世界がどうなっているのかを明らかにする問題を取り扱う学問・ 研究領域
八木先生はこんなこともおっしゃっています。
八木 康史 教授 | 大阪大学 ヒューマンウェアイノベーション博士課程プログラム
私たちのような実験系の研究室では、理論、プログラミング、システム開発、実験と、研究にかかる時間も多く「しんどい」面も多いです。
しかし、
「コンピュータビジョン」の研究が本当に好きで、そこに夢がもてれば、続けられます。何より学生に望んでいるのは、「夢をもつこと」です。漠然としたものでかまいません。とにかく、自分の夢をもってほしいのです。
だそうです。
研究者に取っては、非常に苦労の多い分野かもしれませんが、是非発展いただきたいものです。
コンピュータビジョン最先端ガイド
先生が監修した有名な本として「コンピュータビジョン最先端ガイド」があります。
コンピュータビジョン界のバイブル的な本ではないでしょうか。
構想当初は「全7巻にして、七色の背表紙にしようと思っていた」らしいです。
しかし実際には、2巻ずつ背表紙が同じ色になって、全6巻に成ったらしいです。先生w。
第6巻はディープラーニング関連も記載があるらしいので、読んでみようかな(遠い目)
出版元は「アドコムメディア株式会社」というところです。
1979年創刊の光エレクトロニクスと画像工学分野の専門誌「OplusE」を発行しています。
過去の特集テーマとして「ドローン」「VR」「ウェアラブル」があり、最新の話題が豊富でおもしろそうです。